子育てコラム

音読の効果

今回は『音読』の効果をご紹介します。

小学校の授業や宿題で、音読をしたことはありませんか？

みなさんはこの音読が、どのようなメリットをもたらすかご存じでしょうか？

音読する時には、「目で見た文章を声に出して読む」という“視覚情報のインプット”と、“言語情報としてのアウトプット”が脳の中で繰り返し行われています。実はこの、視覚情報を言語情報に変換させるという脳の処理は、とても複雑なものなのです。これを日常的に行うことで、脳は確実に鍛えられていきます。

また、音読によって活性化するのは、記憶・学習、他者とのコミュニケーション、思考、感情をつかさどる前頭前野部分になります。

つまり音読は学力をアップさせるだけではなく、様々な力の向上に影響しているのです。

例えば、他人とコミュニケーションをとる力。「○○くんは先生に褒められて嬉しい気持ちになった」という文章からを読むと、『人は褒められると嬉しい気持ちになる』という情報もインプットされます。この情報をインプットできていれば、子どもが他人を喜ばせようとするときの手段として『褒める』という選択肢を選ぶことができるのです。

このように音読をすることは、様々な効果を脳にもたらしますが、実際に音読をしている子どもたち自身には、このようなメリットを理解することは難しいと思います。なので、保護者のみなさんはぜひ、お子様の音読に耳を傾けてあげてください。

子どもへの関わり方、声掛けの仕方、その他子育てに関してお悩みやお困り事がありましたら、ネウボランドだいとうにぜひともご相談ください。